【札幌】新戦力の融合に手応え…タイ1次キャンプから帰国

スポーツ報知
タイキャンプを終え、新千歳空港に降り立った札幌MF宮沢(左)とMF早坂

 14日からタイで1次キャンプをしていたJ1北海道コンサドーレ札幌が29日、帰国した。当地では練習試合3戦で2勝1分けと負けなし。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(61)が就任した昨年の1次キャンプでは2勝1分2敗だったが、今季は順調に滑り出した。タイ滞在中に4年連続の主将就任が決まったMF宮沢裕樹(29)は「試合をこなすごとにチームは良くなって来てる。いいキャンプになった」と納得の表情をみせた。

 練習試合で挙げた11得点中、長崎から加わったFW鈴木が5点、ブラジル人のFWアンデルソン・ロペスが2点、MFルーカスも1点と、新加入選手が計8点を記録した。宮沢は「みんな積極的にトライしているし、性格的にもすぐになじんだ」と、新戦力の融合には手応えを感じている。始動から2週間あまり、新生札幌は着実に進化している。

 2月1日から沖縄で2次キャンプを行う。Jクラブとの練習試合を3戦消化し、同23日の開幕アウェー・湘南戦へ向け、状態を上げていく。初めて副主将に就任するDF福森晃斗(26)は「負けてはいないが、連携の部分で呼吸が合わなかったり、守備の際のプレスのかけどころなどまだまだな部分はあった」と課題を口にした上で「監督も2年目で僕らもやり方が分かっているのは大きい。ここからもっと質は上げていける」と次なる段階での組織力向上へ、意を強くした。1月はJ1最高の4位に就いた昨季以上の結果を残した。新たな歴史を築くため、2月は更に中身の濃い時を過ごす。(砂田 秀人)

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