【仙台】渡辺監督、走力改革「プレーの質、スピードをしっかり上げていく」

スポーツ報知
リフティングでボールを運ぶ仙台の選手たち

 J1ベガルタ仙台は30日、宮崎・延岡での2次キャンプを始動。29日に沖縄・糸満市で行われたJ2長崎との練習試合(1〇0)のリカバリーを兼ねた練習を約1時間行った。渡辺晋監督(45)は、「ここまでけが人もなく、チーム全体で良い競争ができている。プレーの質、スピードをしっかり上げていく」と抱負を語った。

 課題の一つが走力アップだ。昨季、仙台はスプリント(時速24キロ以上で走った回数)の1試合平均回数が142回。これはJ118チーム中17位に相当する。指揮官も「あきらかに回数が少ない」。走力を上げることで、攻守の質を高めていく。

 改善のキーマンは2人の新コーチだ。ピッチに出る前には岡部智樹アスレチックトレーナー(37)が個別に用意したメニューを行ってケガを予防し、ピッチでは、李昌ヨプフィジカルコーチ(45)を中心に強度を高めたトレーニングを重ねている。指揮官は「29日の試合でスプリントの回数は増えていた」と手応え。まずは足から、改革を進める。(小林 泰斗)

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