【磐田】俊輔、大久保と今季こそアベック弾決める!練習試合でゴール競演

スポーツ報知
3本目に同じピッチに立つ中村と大久保(右)(カメラ・山田 豊)

◆練習試合 磐田5―1(31日・鴨池補助競技場=30分×4本)

 J1ジュビロ磐田MF中村俊輔(40)と大久保嘉人(36)が31日、鹿屋体大との練習試合(30分×4本)で今季初得点をそろって決めた。2本目の18分に同時出場すると、3本目の5分に大久保が右足でゴールし、同19分に大久保が獲得したFKを中村が左足で直接決めた。昨季は7試合同時にピッチに立つも、どちらもゴールすることはなかった。今季こそ元日本代表2人がアベック弾を決める。

 強風が吹き荒れ、雨も降る鹿児島で俊輔と大久保のアベック弾が実現した。3本目の5分、大久保は味方が落としたボールに反応した。走り込み、ダイレクトで右足を振り抜いた。鋭い弾道のシュートが、ゴールネットを揺らした。

 同19分には背番号22がペナルティエリア付近で体を張りボールをキープした。相手DFがたまらずファウルし、直接FKを獲得した。キッカーの俊輔はゴール右約45度の角度から左足を振り抜いた。ボールは5枚の壁に当たるも、ゴール左に吸い込まれ、4―1とリードを広げた。

 ともに今季の初得点だったが、試合後は冷静だった。プロ入り19年目の大久保が「練習試合やから」と話せば、同23年目の俊輔も「ゴールに関しては特にないよ」とサラリ。自身の結果より、連係構築に意欲を示しており、「今は色々な人とプレーしながら、パイプを探している最中」と俊輔は続けた。

 それでも、アベック弾は勢いをもたらす。大久保は「2人でいいプレーが出来れば雰囲気は良くなる」と断言する。日本代表では、08年6月2日の南アW杯アジア3次予選・オマーン戦(3〇0、日産)で得点しており、磐田でも同試合得点へ意気込む。大久保が昨年6月に加入するも、俊輔は足を痛め離脱を繰り返した。2人がそろってピッチに立ったのはわずか7試合で16位に沈んだ。今季こそ融合し、チームを上昇させる。(山田 豊)

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