【甲府】伊藤監督、4バックは「攻撃的に行く時に使う」

スポーツ報知
練習中に笑顔を見せる横谷

 J2ヴァンフォーレ甲府は4日、2次キャンプを行っている宮崎綾町小田爪で、リーグ開幕戦(24日、アウェー)の相手・大宮と45分×4本の練習試合を行う。

 3日の練習では、伊藤彰監督(46)が新たに取り組む4バックのテストに集中。一方、大宮の高木琢也新監督(51)はチーム伝統の4バックでなく、昨季まで指揮を執った長崎で用いた3バックを導入しており、互いに新たなフォーメーションでの顔合わせとなりそうだ。

 高木監督の下でプレー経験のあるFW佐藤洸一(32)=前金沢=は「3バック一本でしょう。ウチみたいに4バックと併用することはないと思います」と相手を“推測”。高木監督が長崎で用いたのは、豊富な運動量をベースにした3―4―3。大宮から新加入のMF横谷繁(31)は「つなぐ3バック」にマイナーチェンジしているという可能性も明かした。

 指揮官が見ているのは戦術だけではない。「4―3―3は攻撃的に行く時に使うことになると思う。見たいのは攻撃の部分」と伊藤監督。プランを実行できる体力も課題となる。開幕まで3週間。様々な可能性を重ね、勝利へのシナリオを描く。(西村 國継)

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