【仙台】関口訓充、6季ぶり復帰で存在感 子供との交流で人気 渡辺監督「頼もしい男です」

スポーツ報知
子どもたちに大人気の関口(中央)

 J1ベガルタ仙台は延岡キャンプ5日目の3日、地元の子どもたち約100人とサッカーを通じて交流。ピッチを盛り上げたMF関口訓充(33)が子どもたちから圧倒的な人気を得た。

 元気な子どもたちの声に負けない関口の明るい声がピッチに響き、自然に子どもたちの輪を作った。渡辺晋監督(45)は、「場を明るくできるのは彼の才能。仙台はおとなしい選手が多いので、その存在は大きい。頼もしい男です」と目を細めた。

 キャンプでは、スタミナを課題に強化を図ってきた関口は「リフレッシュになった。(引き続き)90分しっかり戦える体をつくっていく」と意気込んでいる。昨季4月に仙台に6季ぶりに復帰し、リーグ戦16試合出場も、フル出場は1試合のみ。2日のJ1大分との練習試合(1試合目、4〇2)では、左のウィングバック(WB)でフル出場し、勝ち越しゴールをアシストするなど結果を残し、「仙台に来てから90分やるのは2試合目。やりきれたことは前向きに捉えている。サイドの選手として切り込んでシュートかセンタリングを出すのか、メリハリを持ってやれている」と手応えを話した。

 3バックのシステムのWBは攻守でピッチを駆け回るため負担も大きいが、「自分が90分出続ければ、他のカードを切る選択肢が増える」と関口。1年通して戦い抜く強い体を手に入れ、チームを勝利に導いていく。(小林 泰斗)

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