【清水】西沢“プロ1号”日本代表から合流のFW北川にライバル心「これからが勝負」

スポーツ報知
相手のボールホルダーに素早く寄せる西沢(左)

◆練習試合 山形2―1清水(3日、鹿児島ふれあいスポーツランド)

 J1清水エスパルスは3日、鹿児島市内でJ2山形と練習試合(45分×3本)を行い、1―2で敗れた。筑波大から入団したMF西沢健太(22)が2本目45分に“プロ1号”をマークしてアピールした。主力組は同21分まで出場し、スコアレスだった。

 プロ第1歩を踏み出した。西沢は先月29日の静岡産大戦は卒論発表のため欠場しており、今回が“デビュー戦”。石毛に代わって2本目21分から左MFに入ると、同45分、FW高橋の右クロスに右足ダイレクトで合わせた。「切り返した瞬間に来ると思った」と嗅覚を発揮した。

 カットインからチャンスを作り、守備も泥臭く走り回った。「もう少し流れを変えるプレーをしたかったけど、初の試合としては悪くなかった」と手応えを口にした。4日からはアジア杯を終えたユース同期の日本代表FW北川が合流する予定。「Jリーグで経験を重ねてこれからどれだけ差を詰めていけるかが勝負」とライバル心をのぞかせた。

 キャンプの実戦は6日の静岡ダービーと9日のFCソウル戦の2試合。ルーキーは「どんどん自分のプレーを出していきたい」とアピールを続けていく。(武藤 瑞基)

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