【磐田】清水との練習試合で、ロドリゲスが新助っ人弾

スポーツ報知
2本目21分、先制ヘッド弾を決めるロドリゲス(左端)

◆練習試合 清水3―1磐田 ※45分×3本(6日、鹿児島ふれあいスポーツランド)

 今季初ダービーは両クラブの新助っ人が得点してドロー。鹿児島キャンプ中のJ1清水エスパルスとジュビロ磐田は6日、練習試合(45分×3本)を行い、主力が出場した2本目までは1―1となった。磐田はルクセンブルク代表FWロドリゲス(23)が2本目21分に先制弾。清水は同40分、ブラジル人DFヴァンデルソン(28)の来日1号で追い付いた。主力級が退いた3本目は2―0で清水が制した。

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 ルクセンブルク代表と元トルコ代表のホットラインが開通した。2本目の21分、磐田は左サイドを駆け上がったDFエレンが鋭いクロス。FWロドリゲスが相手DFとの競り合いに勝ち、頭で合わせた。「いいボールを上げてくれたよ」。先制ゴール後2人は、熱い抱擁を交わした。

 右MFで先発したロドリゲスは1本目の5分、エレンのパスから右足シュート。相手GKに阻まれたが、リズムに乗った。スピードを生かし攻撃にアクセントをつけた。昨年8月加入も負傷などで4試合出場に終わったエレンも攻守に渡り体を張った。元々定評の高いクロスを上げ続け、左サイドからの攻撃パターンを確立した。

 周囲からも期待の声が上がる。名波浩監督(46)は「ロドリゲスは良さが出ていた。エレンも2本目33分ごろまで良かった」と振り返った。FW大久保嘉人(36)は「ロドは体が強く、スピードもあるので武器になる」。MF山田大記(30)も「エレンは昨年あった迷いがなくなった」と話した。

 メンバーを大幅変更した3本目に2失点し敗戦。だが指揮官は「4人は開幕スタメンが確定した。次の試合は新しい組み合わせをする」と手応え。キャンプ最後の練習試合となる広島戦(8日・指宿)で総仕上げを行う。(山田 豊)

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