【甲府】新戦力〈6〉MF武岡優斗、ここ2年出場8戦「試合に飢えている」

スポーツ報知
武岡は新天地での復活に強い気持ちで臨む

 プロ11年目を迎える32歳は、爽やかな笑顔の下に、燃えたぎった思いを秘める。「極端にいえば同じポジションのヤツを削ってでも試合に出たい。本当はそんなのダメですけど。それくらい試合に飢えている」。

 09年に鳥栖でプロデビュー。J2・横浜Cを経て14年からJ1・川崎でプレーした。チームは17年、18年とJ1を連覇したが、この間出場はわずか8試合(先発4試合)にとどまった。原因は度重なる負傷。16年10月と17年6月に左膝軟骨を損傷し2年連続で手術を受けた。だからこそピッチへの渇望は人一倍強い。

 負傷で得たものもあった。他競技のアスリートとリハビリ仲間になり、交流の輪が広がった。「左膝の前に右膝を手術した時に、国の施設でリハビリをした。その時に仲良くなった人が多い」。ロンドン五輪柔道女子78キロ超級銀メダルの杉本美香さん(コマツコーチ)、競泳の入江陵介(イトマン東進)など、幅広い分野の友人を持つ。そして武岡といえばSNS。前所属の川崎がSNSを奨励していたこともあり、今もブログ、ツイッター、インスタグラムをまめに更新している。投稿を「現場からは以上です」で締めるのがお約束。「知り合いの人が使っていて、これ面白いな、って」。

 対人プレーの強さが武岡の持ち味。ケガなくプレーできれば、必ずやJ1復帰へ多大な貢献をしてくれるはずだ。

 現場からは以上です。(西村 國継)

 ◆武岡 優斗(たけおか・ゆうと)1986年6月24日、京都府生まれ。32歳。国士舘大から鳥栖入りしプロデビュー。横浜C、川崎を経て甲府に完全移籍。178センチ、73キロ

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