【清水】DFエウシーニョ しゃぶしゃぶ大好きV請負人

スポーツ報知
右サイドから仕掛けるエウシーニョ

 故・久米一正前GM(享年63)が獲得を熱望していた助っ人がDFエウシーニョ(29)=前川崎=だ。川崎の4年間で120試合20得点を記録した攻撃型サイドバック。ここまでの実戦でもスイスイとサイドを破ってクロスを上げ、自らシュートに持ち込むシーンも目立つ。「うまく行く自信がある」。2年連続ベストイレブンに死角は見あたらない。

 川崎で連覇した男はチームに最も必要なことを問われると、こう言う。「1つになる。団結することだ」。清水は今オフ、ヘナトアウグスト、バンデルソンと初来日のブラジル人を獲得。さらに頼れるドウグラスは治療のため帰国中だ。「自分が持ってる情報は全部伝えるよ。力になりたい」。サッカーも私生活も惜しみなく助言するつもりだ。

 来日5年目。好物に「焼き肉、ラーメン、お好み焼き」を挙げるほど日本通になったが、今キャンプでそれらを上回る“出会い”があった。「しゃぶしゃぶを初めて口にして驚いた。たくさん食べてるよ」と笑顔を見せる。報道陣の取材が終わると必ず日本語で「ありがとうございました」と頭を下げる礼儀正しさも一流の証。“V請負人”が清水にどんな化学変化をもたらすか。(武藤 瑞基)

 ◆エウシーニョ 1989年11月30日、ブラジル生まれ。29歳。ジーナス、ヴァスコダガマなど複数のブラジルクラブを渡り、15年に川崎入り。今季、清水に完全移籍した。J1通算120試合20得点。17、18年はベストイレブン受賞。180センチ、78キロ。既婚。

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