【浦和】杉本健勇が興梠慎三と最強2トップ 初コンビ躍動

スポーツ報知
練習試合でアシストした浦和のFW杉本(右は沖縄SV監督兼選手の高原、左は浦和MF柏木)

◆練習試合 浦和6(1―2、5―1)3沖縄SV ▽得点者【浦】興梠、岩武、山田、ナバウト、荻原、柴戸(=50分×1本、60分×1本 8日、沖縄・金武町フットボールセンター)

 浦和が沖縄キャンプ最終日の8日、金武町で沖縄SVと練習試合を行い、6―3で勝利した。今年初の対外試合で、C大阪から新加入した元日本代表FW杉本健勇(26)が主力組で先発。2トップを組んだFW興梠慎三(32)の得点をアシストした。リーグとアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の2冠に向け、最強2トップがゴール量産を掲げた。

 高さとテクニックがある杉本、高い決定力を誇る興梠の最強2トップが早くも躍動した。0―2の34分。縦パスを受けた杉本がゴール前に絶妙な浮き球パスを送り、興梠のゴールをアシストした。実戦では初コンビとなったが、好連係を連発。杉本は「自分が(中盤に)落ちて前を見た時は慎三くんを見てる。2人で崩すイメージでやってる」。興梠から「あいつの周りを走っておけば球が出てくる。バランス良くできたら」と息ピッタリだ。

 オリヴェイラ監督は杉本について「質が高く、今までいた選手と違った特徴を持ってる」と絶賛する。17年はリーグ2位の22得点も昨年は5得点どまり。新天地の浦和で結果を残せば、昨年11月以来の日本代表復帰が見えてくる。「動きは悪くない。もっと良くなると思う」。興梠との連係を磨き、リーグとACL制覇へゴール量産を狙う。

 チームは指揮官の「1年で70試合プレーできる。今はせっかくある時間を練習に使いたい」との考えからキャンプ最終日に初の対外試合を行い、さいたま市内に戻った。昨季J1王者・川崎と対戦する今季初の公式戦、ゼロックス杯に向け準備を進めていく。(星野 浩司)

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