【鹿島】中村充孝が巧みな切り返しで決勝点 19日初陣先発へ猛アピール「突き詰めていく」

スポーツ報知
ボールを追う鹿島MF中村充孝(左)

◆いばらきサッカーフェスティバル2019 鹿島1―0水戸(9日・カシマスタジアム)

 鹿島はMF中村充孝が決勝点を挙げ、J2水戸を1―0で下した。前半24分、FW土居聖真のクロスが相手に当たったこぼれ球に中村が反応。鋭い切り返しのファーストタッチで相手DFを華麗にかわすと、左足を豪快に振り抜いてネットを揺らした。中村は「目の前の相手を良く見られたかなと思います」と振り返った。

 左サイドハーフで先発出場。左サイドバックやボランチと連動した積極的なプレスでも存在感を見せ、1・5列目で先発した土居とポジションを入れ替えるなど流動的な動きも見せた。「(プレスに)もっといかないといけない。自分のところで取れれば、後ろの選手はすごく楽だと思いますし。今年はサイドハーフが積極的にボールを取りにいこうという話も出ている。もっと強度を上げていきたい」とレギュラー奪取へ“走るファンタジスタ”を目指す覚悟だ。

 今季の公式戦初陣は19日に行われるACLプレーオフ(対戦相手未定・カシマスタジアム)。敗れればACL2連覇の夢が初戦にしてついえることになる。攻撃陣に負傷者が続出している現状もあり、好調の中村にかかる期待は大きい。「個人的にはこれを続けないといけない。サイドバックとの関係性であったり、守備でのポジショニングをもっと突き詰めていく」と意気込んだ。

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