【鹿島】第5代主将・内田篤人、主力数人移籍も「そういう中でタイトルを獲ってきたチーム」

スポーツ報知
手渡されたキャプテンマークを巻く鹿島DF内田篤人

◆いばらきサッカーフェスティバル2019 鹿島1―0水戸(9日・カシマスタジアム)

 鹿島は9日、プレシーズン恒例となっているJ2水戸との親善試合「いばらきサッカーフェスティバル」を行い、MF中村充孝のゴールで1―0の勝利を挙げた。

 昨年限りで現役を引退したMF小笠原満男に代わり、鹿島にとって第5代目となる主将(〈1〉石井正忠、〈2〉本田泰人、〈3〉柳沢敦、〈4〉小笠原満男)に任命されたDF内田篤人は後半35分から出場。先発したMF遠藤康から譲り受けたキャプテンマークを左腕に巻くと、鋭いスライディングで相手のクロスをブロックするなど10分の出場ながら存在感を見せた。

 内田はDF昌子源、西大伍らが移籍した今季の陣容について「多少メンバーの入れ替わりはあったけど、それはサッカーをやっていればあること」とキッパリ。「新しい選手が活躍するチャンスだと思えばすごくポジティブなこと」と語った。

 かつてドイツ・シャルケへ移籍した自身や、小笠原、柳沢、植田直通らを引き合いに出し、「このチームは他と違って、活躍すればどんどん海外に出ていく。どうしても、そういう(チームの)核を作り切れずに移籍して、チームを作らなくちゃいけない難しさがある。でもそういった中でタイトルを獲ってきたチームだから」とうなずいた。今季の初陣は19日のACLプレーオフ(対戦相手未定・カシマスタジアム)。敗れればACL連覇の夢が公式戦初戦にして立ち消えになる事態となる。「今日みたいな、シーズン前のチーム作りの時間を無駄にしちゃいけない」と話した。

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