【新潟】白血病から復帰の早川「池江選手のペースで病気と向き合って」

スポーツ報知

 2020年東京五輪の金メダル候補で競泳女子のエース、池江璃花子(18)=ルネサンス=が12日、自身のツイッターを更新し、白血病を患っていると公表した。1月からのオーストラリア合宿中に体調を崩し、8日に緊急帰国。検査の結果、病名が判明し、そのまま入院していることが明らかになった。復帰時期は未定で、4月の日本選手権の出場も断念し、当面は療養に専念する意向。

 白血病からの公式戦復帰を目指すJ2新潟のDF早川史哉(25)が12日、自身の経験を交え「ショックを受けていますし、人ごとではなく、自分のことのように感じています。どうしてもドラマのように復帰して再び活躍する姿を見たいと期待していると思いますが、まずは一人の人間として元気になることを願っています」と、池江に激励のメッセージを送った。

 新潟の下部組織出身で、MF南野拓実(ザルツブルク)らと共に、11年のU―17W杯に出場したが、16年6月に急性白血病と診断された。同11月に骨髄移植を実施し、17年1月には新潟との選手契約を一時凍結したが、治療と練習を重ね18年8月からトップチームに合流。同10月に対外試合にも出場でき、同11月には契約凍結を解除した。現在でも経過観察などの治療は継続中だが、高知キャンプではフルメニューをこなせるまでに回復した。

 治療、回復には個々に違いがある。「『早川選手が2、3年で復帰したから大丈夫』という話を耳にしますが、病気によってもそれぞれの段階がある。池江選手のペースでしっかりと病気と向き合って進んでほしいのが一番の願いです」と話した。(田中 雄己)

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