【札幌】石川、右膝負傷から完全合流 J1優勝へ控えの底上げ目指す

スポーツ報知
前線へパスを出す札幌DF石川

 J1北海道コンサドーレ札幌のDF石川直樹(33)が、右膝負傷からの復帰を果たした。札幌は13日、熊本市内で3次キャンプをスタートさせ、別メニューだった石川が完全合流した。「痛みはゼロにならないが試合に絡んでいかないといけない。必要とされた時に『いけます』と言えるよう、今は我慢して準備したい」と強い思いで練習に加わった。

 昨年8月のG大阪戦で痛めた右膝が1次タイキャンプで悪化。帰国後の検査で皿の裏の軟骨損傷と診断された。2次キャンプの沖縄では全体練習に加われなかったが「外から見るいい時間」と捉え、実戦3試合は復帰時をイメージしながら観戦した。「控え組は後ろの選手の距離感が悪く、困って出して奪われてのカウンターが多かった」。底上げが必要という課題を改めて認識した。

 J1優勝という明確な目標がある。「そのためには主力と控えの差を詰めていかないといけない」と言う。DF最年長として、そのつなぎ役は率先して買って出る。「先発の11人に入ることはもちろん目指すが、セカンドチームの土台を上げることも一つの仕事。トータルで強いと言われる札幌にしたい」。どんな立場でも、プロ16年の経験を、札幌の勝利のために全て注ぐ。(砂田 秀人)

 ◆くまモン登場にペトロ監督興奮

 〇…くまモンの登場にミハイロ・ペトロヴィッチ監督(61)も興奮した。熊本キャンプ初日の13日、県や市などによる歓迎セレモニーが行われ、くまモンが特産のイチゴなどのプレゼンターを務めた。ペトロヴィッチ監督は「熊本は14年連続キャンプをさせてもらっている、札幌の次のホーム。素晴らしい方々の支えを受け、去年を上回る結果を残したい」と恩返しを誓った。

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