【清水】J2甲府との練習試合で3バック最終テストへ

スポーツ報知
龍神香炉堂で炎を浴びる(左から)金子、竹内、北川

 J1清水エスパルスは16日に開幕前最後の実戦として、J2甲府と練習試合(非公開、45分×4本)を行う。15日は三保で調整。ヤン・ヨンソン監督(58)は新布陣「3―6―1」の“最終テスト”を行い、23日の広島戦(Eスタ)に備える。

 キャンプ終盤から導入してきた3バックをテストするラストチャンスだ。指揮官は「使えるなら今後の選択肢になる」と明言。「堅固な守備を構築しつつ、攻撃を発揮できるかをテーマにしたい」とハッパをかけた。

 実際に練習を始めてから約1週間が経過。左ウィングバックのDF松原は「僕自身は高い位置を取って裏を狙ったり、中に入ったりできるから楽しい」と手応えを口にした。戦術練習では後方に控えるDF黄錫鎬と何度も話し合い、ポジショニングを微調整した。昨季10得点した右MFからシャドーに移るMF金子は「自由に動けるから色々できそう」とニヤリ。「エウシーニョ、松原をどう生かすかも考えないといけなし、1トップ(北川)との関係も重要」と攻撃にアクセントを付ける役目を担う。

 主力は90分の出場を予定。限られた時間を有効に使い「2・23」へ弾みを付ける。(武藤 瑞基)

 ◆健康な1年に

 イレブンは練習後、富士毘沙門天妙法寺で必勝祈願を行った。ひとり一人が護摩木を炎にくべた後、足の痛みを取り丈夫にすると言われる「くつ石」にも触れて士気を高めた。MF竹内主将は「去年もいいパワーをもらって結果を残せた」と笑顔。「みんなが健康な1年になれば」とうなずいた。

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