【札幌】MF宮沢裕樹、3バック中央で「攻撃の起点に」

スポーツ報知
ドリブルで前線へ駆け上がる札幌MF宮沢

 昨季の4位超えへ、J1北海道コンサドーレ札幌MF宮沢裕樹(29)が超攻撃的サッカーの起点となる。熊本キャンプ中の札幌は19日、2日間の休日を終え練習を再開。背中痛で15日から別メニューだった宮沢が合流した。「大事を取ってオフ明けから出来るように調整してきた。状態は良くなったし、早く試合をしたい。開幕が楽しみ」と、開幕戦の23日アウェー・湘南戦(BMWス)に向けて気持ちを高ぶらせた。

 開幕前最後となる16日の練習試合(相手は非公表)は欠場したが、タイ、沖縄で3バックの中央を務め、19日の練習でも主力組の同位置に入った。昨季の主戦場だったボランチと役割は変わるが「うちのサッカーでは攻撃の起点になる場所。ボランチが落ちてきたイメージでやれるから問題ない」と違和感はない。

 ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(61)は、広島時代に森崎和、浦和で阿部らボランチが本職の選手を3バックの中央に据え、結果を出してきた。攻守の要を託された宮沢は「周囲とのコミュニケーションもしっかり取れている。勝利に貢献出来るよう務めていきたい」と“新天地”で責任を果たす。

 開幕戦は3年連続で敗れている。しかし、宮沢はペトロヴィッチ監督2年目の今季に手応えを得ている。「去年はやってみないとどうなるか分からない中での開幕だったが、やるべきことをやれば結果が出ると分かった。今年は、よりわくわく感を持って初戦に臨める」。主将4年目。宮沢が札幌の中心としての存在感を、より発揮していく。(砂田 秀人)

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