【C大阪】開幕戦 蛍を引き抜かれても勝った!山下が19年J1号

スポーツ報知
後半32分、先制のゴールを決めて喜ぶC大阪・山下(左)

◆明治安田生命J1リーグ 第1節 C大阪1-0神戸(22日・ヤンマー)

 明治安田生命J1リーグが22日、昨年に続いて2度目となる金曜開催で開幕した。神戸はオフに元スペイン代表FWダビド・ビジャ(37)を補強し、同代表MFアンドレス・イニエスタ(34)、元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(33)と3人の元世界王者が共演したが、後半32分にC大阪DF山下達也(31)に決勝点を許し、0―1で敗れた。ビジャは左サイドに張り続けてプレーし、シュート3本を放つも無得点だった。

 開幕戦史上最多の4万2221人が詰めかけた本拠地で、C大阪が大型補強の神戸に競り勝った。主導権は握られたが、耐え抜き、0―0の後半32分にCKから最後はDF山下が押し込んだ。殊勲のセンターバックは「チーム全体で勝てたのはよかった」と、昨季まで主将を務めた元日本代表MF山口を引き抜かれた“因縁”の関西ダービー勝利に安どの表情を見せた。

 大半がセレッソカラーのピンクに染まったスタンドからは、山口がボールを持つ度に大ブーイング。前半42分にはFW柿谷が山口に厳しいタックルを浴びせる場面もあった。

 イニエスタらに決定的な仕事をさせず、「(守備が)下がり過ぎたかな、というのはあったけど、ある意味狙い通り」と今季から主将を務めるMF清武。今季就任したロティーナ新監督も「チームはまだまだ良くなる。成長の余地はあると思う」と語り、選手たちの自信となり得る勝ち点3を喜んでいた。

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