【仙台】FW長沢駿、初得点お預けも新天地でハードワーク「勝ち点1で満足してはいけない」

スポーツ報知
浦和DFマウリシオ(左)と競り合いながらポストプレーでトラップするFW長沢

◆明治安田生命J1リーグ第1節 仙台0―0浦和(23日、ユアスタ)

 J1ベガルタ仙台は開幕戦をホームで浦和と戦い、0―0で引き分けた。日本代表GKシュミット・ダニエル(27)を中心に統率された守りで7年ぶりに浦和を完封。開幕戦の無失点を5年連続に伸ばした。11位だった昨季はリーグワースト4位タイの54失点と守備に課題を残したが、昨季の天皇杯王者相手に堅守構築の成果を示した。新加入のFW長沢駿(30)とMF兵藤慎剛(33)が先発で仙台デビューし、ハードワークで勝ち点1獲得に貢献した。

 手応えと悔しさを感じる新天地デビューだった。G大阪から移籍したFW長沢は192センチの長身を生かしたヘディングで浦和に対抗。後半12分、MF関口の左からのクロスを競り勝って頭でシュートするも、浦和GK西川の好守に阻まれた。後半33分に交代で拍手を受けながらベンチに戻り「スタジアムに入った瞬間、不思議なくらい緊張が解けた。自分のプレーはできたけど、1点を取れば勝てたので悔しい」と振り返った。

 求められた得点こそ奪えなかったが、前線から相手にプレッシャーをかけ続け、無失点につなげた。渡辺監督も「ハードワークの面では期待した通りのプレー」と及第点を与えた上で「(前線からの守備も得点も)両方やってこそ本物のストライカー」と期待。“お預け”となった今季初得点に向け、背番号38は「勝ち点1で満足してはいけない。反省を次につなげるように練習していきたい」と誓った。

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