【横浜M】東京五輪世代MF三好が強烈ミドル弾…指揮官「局面をつくり出せる」と高評価

スポーツ報知
前半、G大阪・遠藤(後方)と競り合う横浜M・三好

◆明治安田生命J1リーグ第1節 G大阪2―3横浜M(23日、パナスタ)

 横浜Mは20年東京五輪世代のMF三好康児(21)が決勝点を決め3―2でG大阪を下した。

 名刺代わりには最高の一撃だった。今季横浜Mに加入した東京五輪世代のMF三好は、1―1の前半34分に左足で強烈なミドルシュートをたたき込んで決勝点。開幕戦勝利に導き「もちろん(シュートを)決められたのはうれしいんですけど、チームが勝ったことが一番うれしい」と振り返った。

 J1連覇中の川崎から出場機会を求めて昨季は札幌、今季は横浜Mに期限付き移籍。右インサイドハーフから、鋭いドリブルで何度もチャンスを演出した。攻撃的なスタイルを打ち出すポステコグルー監督(53)は、開幕戦からチームに順応した21歳に「すごくタレント性のある面白い選手。狭い中でのターンで(攻撃の)局面をつくり出せる選手だ」と高評価した。

 昨季は札幌でレギュラーをつかんだが、3ゴールと得点の少なさが課題だった。東京五輪代表では、同じ左利きですでにフル代表でも主力となりつつあるMF堂安律(フローニンゲン)とポジションが重なる。競争の舞台に上がるには、J1で得点という結果を示すことが不可欠。左利きのドリブラーは「もっと相手が怖がるようなプレーをやっていきたい」と新天地で本格ブレイクを狙う。(金川 誉)

 ◆三好 康児(みよし・こうじ)1997年3月26日、神奈川県生まれ。21歳。川崎U―18から2015年にトップ昇格。18年は札幌に期限付き移籍し26試合3得点。今季から横浜Mに期限付き移籍。J1通算58試合出場9得点。167センチ、64キロ。

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