【山形】2失点で2年連続開幕黒星 木山隆之監督「修正できる」

スポーツ報知
後半27分、山形・櫛引(右)は岐阜・風間(左)に2点目を許した

◆明治安田生命J2リーグ第1節 岐阜2―0山形(24日、長良川)

 J2モンテディオ山形は、敵地で行われた岐阜との開幕戦に0―2で完封負けを喫し、2年連続の黒星発進となった。決定機を逃し続けて迎えた後半、岐阜MF風間宏矢(25)に2得点され、白星を逃した。攻撃の形は作れていただけに、決定力を高め、次節3月3日のアウェー・横浜C戦(午後2時、ニッパツ)で今季初勝利を目指す。

 山形が決定機を迎える度に、サポーターの歓声は、ため息に変わった。前半も後半もシュート数で岐阜を上回り、計13対10と押し気味だったが、最後までゴールネットを揺らせなかった。木山隆之監督(47)は「結果は残念だが、外から中にボールを入れて、チャンスは作れた。負けたけど、全て悪かったわけではない。修正できる」と前を向いた。

 岐阜には昨季2戦2勝。3連勝しており、6戦無敗(4勝2分け)だった。しかし、この日はセカンドボールを拾われる場面が多く、守備のミスを突かれて2失点。“お得意様”に14年10月以来5季ぶりの黒星を喫した。

 J1G大阪から完全移籍で新加入のFW井出遥也(24)は、両軍最多5本のシュートを放ち、存在感を発揮した。山形初得点はお預けとなったが「(攻撃で)後ろからどんどん(前に)出て、クロスに対して何人も入っていくという、自分たちがキャンプからやってきたことは出せた。あとは決定機で決めるだけ」と手応えを語った。

 3月17日の大宮とのホーム開幕戦まで、横浜C、町田と敵地での連戦となる。背番号10は「昨季のJ2上位チームに勝って、ホームに戻る」と、連勝に意欲を見せた。(竹内 竜也)

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