【札幌】MF荒野、3・2浦和戦での今季初勝利へ「うちの基本の走ることを徹底」

スポーツ報知
左足でミドルシュートを放つ札幌MF荒野(右から3人目、カメラ・砂田 秀人)

 北海道コンサドーレ札幌MF荒野拓馬(25)が、開幕戦で感じた課題を改善し、今季初勝利を挙げる。札幌は27日、アウェー・浦和戦(3月2日)に向け、熊本市内で調整した。23日の湘南戦に先発フル出場した荒野は「次は大事な試合。自分たちのサッカーで相手の勢いと声援を黙らせるために、もう一度、うちの基本の走ることを徹底していきたい」と白星だけをイメージした。

 湘南戦では自身J1で初の開幕スタメンを勝ち取った。「試合2日前から緊張していた」と振り返る中でも、豊富な運動量で攻守にわたり存在感を示した。ただ0―2での敗戦に「一番はチームの勝利。それが達成できなかったのだから満足などしていない」と表情を厳しくした。「チャンスを見極めて前に出たり、配球の部分はもっと向上しないと」。意識を強くし、修正を図る。

 浦和戦へ「全員で気持ちを1つにして戦う。それがコンサドーレの強さだから」と荒野は声を大にした。旗頭役を務め切り、笑顔で試合を終える。(砂田 秀人)

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