【磐田】川又、2戦連発で今季初勝利だ 愛媛から「来てくれる」家族に恩返し誓う

スポーツ報知
ボールへ向かい全力疾走する川又(カメラ・山田 豊)

 J1ジュビロ磐田は1日、アウェーで広島と対戦(午後7時、Eスタ)する。チームは2月28日、磐田市内で約1時間半調整。FW川又堅碁(29)は練習でも高い決定力を示し、今季初得点を決めた前節の松本戦(1△1)から好調を維持。左足痛のためベンチスタートが濃厚だが、2試合連続得点を決め、今季初勝利をもぎとる。

 川又は降り注ぐ雨を切り裂き、左クロスに頭を突き出し、ゴールネットを揺らした。ニアサイドへの右クロスも左足で合わせ、ゴール。チームメイトから拍手が起こった。2試合連続得点すれば今季初勝利は近づく。リラックスゲームでも自らを奮い立たせるように声を張り上げた。

 鹿児島キャンプ中に痛めた左ふくらはぎが万全ではなく、松本戦は後半9分から途中出場し、同点弾を決めた。練習はフルメニュー行っているが、広島戦も大事をとってベンチスタートが濃厚。「試合に出たらチームのためにやるだけ」と燃えている。

 地元・愛媛から心強いサポーターも駆けつける。「広島は近いので家族も来てくれる」。瀬戸内海を挟むものの隣県。新潟、名古屋と渡り歩いた川又にとってもアウェー広島戦での得点はない。初ゴールを挙げ、愛する家族の前で恩返しする。

 得点を積み重ねることで世界も広がる。開幕前、「前半戦10得点、後半戦10得点」と目標を設定した。今月には日本代表の親善試合・コロンビア戦(22日、日産)と同ボリビア戦(26日、ノエスタ)が予定されている。昨年10月の同パナマ戦(3〇0)以来の日本代表復帰へ、森保一監督(50)に回復ぶりを結果でアピールしたい。

 チームにとってもEスタは鬼門だ。1―0で勝った09年7月5日以来、3分け4敗と7試合白星がない。背番号20のゴールでジンクスも打ち砕く。(山田 豊)

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