【清水】飯田「俺の方が速い」G大阪・藤春と“50メートル5秒8対決”に勝つ

スポーツ報知
大雨の中、アップする飯田

 J1清水エスパルスのDF飯田貴敬(24)が2月28日、“いだてん対決”に意欲を示した。この日は2日のG大阪戦(アイスタ)に向け三保で調整。元日本代表DF藤春とのマッチアップを制し、ホーム開幕戦で今季初勝利を飾る。

 清水のスピードスターがサイドをぶっちぎる。対峙(たいじ)する藤春も50メートル5秒8の俊足だが、「俺の方が速いと思う。負けられない」と決意をにじませた。今回は3バックに布陣変更後、初めて公式戦で4バックの相手と対戦する。「自分が4バックの時、サイドハーフとサイドバックの間の曖昧な位置にいられるのがすごく嫌だった。それを相手にやりたい」と攻略のイメージはできている。

 父も伯父も元駅伝選手の“陸上家系”で育った。中学時代はサッカー部に所属しながら、陸上専門の教諭の下で本格的な指導も受けていた。中2まで長距離、中3から短距離に取り組み、トラックのタイヤを引く特訓などで一気に才能が開花。50メートル5秒8をマークし県外の高校から誘いを受けたという。「今でもそんなにタイムは変わらない」と自信はある。サイドの攻防を制し、故障中のDFエウシーニョを上回る存在感を見せていく。(武藤 瑞基)

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