【札幌】初先発FW鈴木武蔵が大仕事 チャナティップとも好連携で2得点

スポーツ報知
前半2分、FW鈴木(右から2人目)が移籍後初ゴールとなる先制弾を決める(カメラ・竹内 竜也)

◆明治安田生命J1リーグ第2節 浦和0―2札幌(2日・埼玉)

 北海道コンサドーレ札幌が浦和を2―0で破り、今季初勝利を挙げた。攻守に渡り11人が一体となった試合運びをみせ、初先発のFW鈴木武蔵(25)が前半に決めた2点を守り抜いた。相手の弱点を突き、本来シャドーの位置を務めるMFチャナティップ(25)をトップ下に配置。中央の空いたスペースを自由に動き回って主導権を握り、J1では2001年以来となる開幕2戦目での勝ち点3をつかみ取った。

 夢をかなえた。初先発の鈴木が前半2分に左足で今季のチーム第1号を決めると、27分にも加点と2得点し、勝利の立役者となった。「小さい頃、自分が試合すると想像もしていなかった埼玉スタジアムで得点するという、1つの目標が(実現)できた」。5戦目での達成を少しだけ口元を緩めて喜んだ。

 起用に応えた。1点目はゴール前でアンデルソン・ロペス(25)のパスに瞬時に反応。「練習でやってきた通りの得点。手応えを感じた」と前線の連係向上を強調した。チャナティップのスルーパスに抜け出した2点目は「背後のスペースが見えた」と武器とする絶妙な飛び出しからフリーになっての得点と、持ち味を発揮した。

 新加入で迎えた合同自主トレ初日。ランニングしながら仲間に相談したのは2人の子供の幼稚園についてだった。「休みは子供といつも一緒なので」。長いキャンプを終えて6日に札幌に戻る子煩悩なパパは、心身とも更に充実し、9日の清水戦で2連勝を目指す。

サッカー

×