【札幌】檀崎、浦和戦勝利に衝撃「まず結果を出す」6日ルヴァン杯プロ初出場へ

スポーツ報知
ドリブルする札幌MF檀崎

 J1北海道コンサドーレ札幌MF檀崎竜孔(りく、18)が、デビュー戦から結果を貪欲に追い求める。2日のアウェー・浦和戦(2○0)勝利から一夜明けた3日、チームは熊本市内で調整。1日に青森山田高の卒業式に出席した檀崎はフルメニューを消化し、プロ初出場が期待されるルヴァン杯初戦の横浜M戦(6日、三ツ沢)へ「出場機会があれば、まず結果を出すこと。点は取りたいと思っている」と語気を強めた。

 定位置取りへ少しでも近付くため、目の前の一戦にに全力を注ぐ。映像で見た浦和戦に「今のままではあそこに入るのは無理」と衝撃を受けた。少ないタッチでボールを回し、次々と人が連動する形は学んではきたが、リーグ戦メンバーとの力差を痛感した。「1日でも早くより高いレベルでやりたいので。そのためにもまずはコツコツ試合に出て、キャンプで取り組んできたことを出していければ」。沖縄から務めるシャドーの位置で横浜M戦のピッチに立ち、学習成果は示す。

 中学から過ごした青森山田での生活に別れを告げ「6年間お世話になったので。サッカー面もそうだが、人として大きく成長させてもらった」と感謝の思いを口にした。卒業式後すぐ熊本に戻ったため時間は少なかったが、サッカー部の仲間と写真を撮るなどつかの間の時を楽しんだ。2度の全国選手権優勝を果たした高校生活を終え、プロ選手としての日々が本格的に始まった。「より厳しい世界だから。頑張りたい」。新たな道での成功へ、まずは6日、札幌での第一歩を踏み出す。(砂田 秀人)

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