【札幌】金眠泰「いい男」の横浜M三好との対戦心待ち

スポーツ報知
ボールキープする札幌DF金眠泰(右)

 J1北海道コンサドーレ札幌DF金眠泰(25)が友人を封じ、リーグ戦出場の足がかりとする。札幌は6日、アウェーでルヴァン杯初戦の横浜M戦に臨む。開幕から出場機会のない金は、昨季の同僚、横浜MのMF三好康児(21)との対戦を心待ちにした。昨年12月に韓国で行った結婚式にも出席したリーグ戦2試合1得点と好調の後輩に仕事をさせず、定位置争いに食い込んでいく。

 今季初の公式戦が、昨季共に戦った三好が所属する横浜M戦。金は5日、友人との対戦へ、高ぶる気持ちを素直に口にした。「正直言うと少し嫌な相手。楽しみではあるが、いい選手だから気をつけないと」。そう警戒した上で「自分にとってはアピールの場。いい状態でここまで来ているので。やって来た事を出していけば問題はない」。50日間のキャンプで積み重ねた成果を示し、結果を出す。

 金が昨季出場したリーグ戦27試合中、三好とは18試合一緒だった。昨年12月に母国で行った結婚式にも駆けつけてくれた仲で「いい男」と称する。その後輩は10日のリーグ戦・川崎戦は期限付き移籍元が相手で契約により出場できず、ルヴァン杯の札幌戦に出場する可能性が高い。2戦1得点と好調の後輩を封じ、定位置取りに名乗りを上げる。

 リーグ戦の出番はないが「まだ2試合終わっただけ。どこかでチャンスは来ると思うし、その時にミシャ(ペトロヴィッチ監督の愛称)が安心して使ってくれるようなプレーをしたい」と前を向く。控え層の充実を指揮官の脳裏に植え付けるべく、勝利は譲れない。

 2―0で快勝した2日の浦和戦を見て、1つの思いが去来した。「すごく楽しそうにみんながやっていて。このチームに居続けて、試合に出て勝ちたいと改めて感じた」。まずは、横浜M戦で昨季同様の輝きを放ち、現状を打破する。(砂田 秀人)

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