【甲府】兵庫出身MF横谷、9日に初対戦する鹿児島との意外な関わり

スポーツ報知
鹿児島戦での戦列復帰に意欲を見せる甲府MF横谷

 J2ヴァンフォーレ甲府は9日、敵地・白波スタで鹿児島と対戦する。6日は甲府市内で練習を行った。

 今季、大宮から完全移籍で加入したMF横谷繁(31)は開幕戦(2月24日、対大宮0△0)に3-4-3の右シャドーでフル出場。3トップを組んだFWウタカとFWドゥドゥより少し下がり目にポジショニングし、中盤とのつなぎ役としてベテランらしい働きを見せた。2日の山口戦(5〇2)は、大宮戦で軽い負傷をおったこともあり、大事をとって出場しなかった。

 横谷にとって今回のアウェー戦は待望の一戦になる。兵庫出身ではあるが、母が鹿児島の出身で親族が観戦に訪れる予定だそう。また横谷自身も約1年の在住経験がある。95年1月の阪神・淡路大震災で被災し自宅が半壊。当時は小学1年生。一家で一時移住していたと明かした。

 「小さい時は毎年帰っていました。試合するスタジアム(白波スタ)も、母が陸上の大会で走っていたとそうです」。横谷に代わって山口戦に出場したFW曽根田穣(24)は左シャドーのFWドゥドゥ(28)と左右のポジションを入れ替わりながら2ゴール1アシストと活躍。「自分の“甲府のシャドー”のイメージと違っていて新たな発見。あれだけ自由に動ければ、相手の背後を狙えるしウタカも空いてくるのかな」と刺激を受けた様子。開幕アウェー3連戦ラストを白星で飾るべく決意を新たにしていた。(西村 國継)

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