【清水】ヘナトアウグスト来日1号も届かず

スポーツ報知
後半16分、同点ゴールを決めるヘナトアウグスト(中)

◆ルヴァン杯グループステージ Dグループ第1節 松本 2-1 清水(6日・サンプロアルウィン)

 ルヴァン杯が開幕し、J1清水エスパルスはアウェーで昇格組の松本に1―2で敗れた。後半16分、MFヘナトアウグスト(27)の来日1号で一時追いついたが、同44分に勝ち越しを許し、初勝利はお預けになった。

 冷たい雨が身に染みた。清水は終盤勝ち越され、ルヴァン杯黒星発進。ヤン・ヨンソン監督(58)は「前半は思ったようなプレーができなかったが、後半はアグレッシブさが出せた」と評価も、松本戦はJ1、J2含め公式戦5試合未勝利(1分け4敗)のままで、苦手意識を払拭できなかった。

 序盤から苦しんだ。右膝故障のDF鎌田が465日ぶりに公式戦出場するなど、2日のリーグG大阪戦から先発10人が変更された。指揮官は開幕からベースとした3バックではなく「中盤を厚くしたい」と昨季までの4―4―2を採用したが、プレスが効かずリズムをつかめない。前半5分にこぼれ球を押し込まれ先制を許した。

 後半16分、FW鄭大世がキープしたボールを受けたヘナトが左足でミドルを決め、一時追いついた。「これで自信が付いてくると思う」。しかし、新助っ人の“清水デビュー弾”もむなしく、同44分にミドルシュートを放り込まれ万事休した。

 これで開幕から公式戦3試合は1分け2敗と白星がない。次は中2日、9日にリーグ戦のアウェー・札幌戦が待つ。再三、好セーブを見せたGK西部は「勝たなければ意味がない。次に仕切り直す」。嫌な流れを振り払う1勝が待ち遠しい。(武藤 瑞基)

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