神戸がMFサンペール獲得 イニエスタ、ビジャに続き3人目のバルセロナ出身選手

スポーツ報知
入団会見で三木谷浩史会長(右)とハグするサンペール(カメラ・森田 俊弥)

 神戸は7日、スペイン1部リーグの強豪バルセロナのMFセルジ・サンペール(24)の獲得を発表した。都内で記者会見したサンペールは「コンニチワ。ヴィッセル神戸でプレーできることはとても名誉なこと。アリガトウゴザイマス」と笑顔であいさつした。背番号は「6」に決まった。

 6歳からバルサの下部組織でプレーし、2014年にトップチームデビュー。ボランチを中心に世代別のスペイン代表として活躍した。182センチの長身でスペイン代表MFブスケツの後継者として期待されたが、度重なる負傷に見舞われ、今季は国王杯に1試合出場したのみだった。

 神戸では、昨夏に元スペイン代表MFイニエスタ、オフに元同代表FWビジャに続く、元バルセロナ在籍選手を補強だ。ビジャは「ともに素晴らしいシーズンにできることを願っています」、イニエスタは「セルジの活躍を祈るとともに、チーム全員が一丸となって今年の目標を達成して素晴らしいシーズンにできることを祈っています」とビデオメッセージを送った。サンペールは「両選手からの歓迎な言葉をいただきうれしい。一緒にプレーするのが楽しみ」と語った。

 さらに、イニエスタからは電話で連絡を受けたそうで「神戸がいかにきれいでバルセロナに似てるかと、神戸に住めばきっとこの街を気に入るよ、と。バルサと同じようなプレースタイルなので何も困ることはない。素晴らしいサッカーのステップになると言ってくれた」とやりとりを報告。昨年の神戸のゲームなどを見たそうで「非常にテクニカルでフィジカルなサッカーをするチーム。Jリーグはますます世界で重要なリーグの1つで、伸び盛りなリーグだと感じた」と明かした。

 同席した神戸オーナーで楽天・三木谷浩史会長兼社長は「若くて才能あふれる選手を迎え入れることができて本当にうれしい。イニエスタ、ビジャに続いてサンペール選手が加入し、日本のサッカー界に新しい大きなページが開かれた」と期待を寄せた。

 神戸にとってはイニエスタ、ビジャ、FWポドルスキ、ウェリントン、GK金承奎、DFダンクレーと合わせて7人目の外国籍選手となる。今季から試合エントリー、出場は5人となった外国人枠の中で、さらに競争が激しくなりそうだ。

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