【札幌】FW鈴木武蔵、12年ぶりホーム開幕勝利へ2戦連発だ「あとは試合でやるだけ」

2019年3月9日7時5分  スポーツ報知
  • 左足でシュートを放つ札幌FW鈴木(右)

 J1北海道コンサドーレ札幌FW鈴木武蔵(25)が、前節浦和戦で2得点を決めた勢いのまま、ホーム開幕戦12年ぶり勝利へと導く。札幌は9日、札幌ドームに清水を迎え撃つ。今季長崎から加入した鈴木は、本拠地初戦に先発。クラブ史上、新加入の日本人でJ1でのホーム開幕戦で得点を挙げた選手はいない。新たな歴史を築く一発を、鈴木が決める。

 負の歴史を払拭する自信を、鈴木が示した。札幌で初の本拠地開幕戦。その脳裏には、白星で試合を終える絵しか描かれていなかった。「ホーム開幕戦にずっと勝てていないとは聞いている。いい準備はしてきたので、あとは試合でやるだけ。勝利を届けたい」。2007年以来12年ぶりの歓喜の時は、今日味わう。

 初先発した2日の浦和戦ではチームの今季第1号を含む2得点を挙げ、初勝利へと導いた。ただ慢心はない。「前回の結果を過信せずにやれば、必ずいい形でできる」と口元を引き締めた。2点は決めたが、それ以降の絶好機を逃したことを、鈴木は試合後、何より悔やんだ。更に上へ、高い意識を持って2連勝に挑む。

 昨年3月、長崎の一員として札幌ドームのピッチに初めて立った。「すごくいい雰囲気のスタジアムだなと感じた。そこでやれると思うとすごく楽しみ」と胸を躍らせた。その時は1万3000人超えだった観衆は、ホーム開幕を待ち望むファンの来場で、確実に2万人は超える。強力な後押しを味方に、存在感を示す。

 長崎から完全移籍し、今年から札幌の一員になった。新加入選手でJ1でのホーム開幕戦で得点したのは2001年のFWウィルのみ。日本人で本拠地初戦を飾るゴールを挙げた選手は、誰もいない。清水とは昨年2度の対戦で3得点を挙げている。相性のいい相手との一戦にも「若くてアジリティー(俊敏さ)の高い選手が多い」と警戒は緩めなかったが「どの試合でもゴールは挙げたいと思っている」と、明確な目標も口にした。2戦連弾を決め、札幌の歴史にその名を新たに刻む。

 1月14日に始まった長いキャンプを終え、6日に札幌にやって来た。街中を巡り「思ってたより都会だし、いい所だな」と感じた。好印象を持った新たな本拠地で“デビュー弾”を決め、新エースの座に鈴木が名乗りを上げる。(砂田 秀人)

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