【磐田】お得意様・大分に痛恨黒星 3戦未勝利

スポーツ報知
前半30分に一発退場で顔を覆う大南(右)

◆明治安田生命J1リーグ第3節 磐田1―2大分(9日・ヤマハ)

 ジュビロ磐田はホームで大分に1―2で敗れ、今季3試合未勝利。前半30分にDF大南拓磨(21)が退場するなどトラブルが相次いだ。本拠では6勝1分1敗のお得意様から痛恨の今季初黒星を喫した。

 磐田は後半シュート0本だった。先手を常に奪われたが、なすすべもなかった。ホームでの大分戦黒星は06年9月23日(2●3)以来の2敗目。16年まで大分に所属したMF松本は「非常に悔しい」。リーグ戦初勝利を地元ファンに届けられず、イレブンはうつむきながらピッチを後にした。

 負の連鎖が止まらなかった。昨季フルタイム出場したDF高橋が発熱でメンバーから外れた。1点を追う前半30分、磐田DF大南はスペースに抜け出した大分FW藤本を倒し、失点こそまぬがれたが一発退場。1点を追う後半もFW川又が流血のため2度ピッチを離れた。DF新里は「川又さんがケガで抜けたこともあって、効果的なパワープレーができなかった」と嘆いた。

 鹿島との開幕戦で2得点したJ1初見参の大分FW藤本に前半13分、カウンターから先制点を許し、リズムは狂った。DF新里は「拓磨(大南)の退場より1失点目が試合を難しくした」と反省した。

 数的不利でも、見せ場はつくった。前半41分にMFアダイウトンがオーバーヘッドで一時同点に。ムサエフ、川又と繋いでの得点だけにMF山田は「前がかりになる時間はあったし、悪くはなかった」。次節の鳥栖戦(17日・駅スタ)こそ、初勝利を味わう。(山田 豊)

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