【横浜M】執念の1バック&5トップの“破天荒布陣”で扇原がラストプレー弾!川崎とドロー

スポーツ報知
声援に応える横浜M・扇原貴宏

◆明治安田生命J1リーグ▽第3節 横浜M2―2川崎(10日・日産スタジアム)

 横浜Mがラストプレーで執念の同点弾を沈めた。1点を追う後半ロスタイム、MF天野のCKをMF扇原が頭で押し込んだ。昨季王者からの勝ち点1に、アンジェ・ポステコグルー監督(53)は「諦めない姿勢を見せることができた」とうなずいた。

 2バックで猛攻を仕掛けた後半ロスタイム、パスをカットしたDF畠中までもが前線へ駆け出し、最終ラインに帰って来なかった。1バック&5トップという「1―4―5」の“破天荒布陣”でゴールを目指し、見事に結果に結びつけた。

 パス回しに絶対の自信を持つ王者が相手でも、積極果敢にボールを奪いにいく姿勢を貫き通した。MF大津はかわされて尻もちをつき、目の前であしらわれたDFティーラトンは前のめりに倒れた。それでもボール奪取を試み続け、素早い攻撃で12本のシュートを浴びせた。天野は「勢いに乗ることができる。フロンターレと同じ目線で戦えた」と手応え。開幕3連勝はならなかったが、収穫の多い勝ち点1をつかんだ。

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