【山形】ユースのＤＦ半田陸がトップチームと契約　クラブ史上初の高校生Ｊリーガー

　昨秋のＵ―１６アジア選手権で主将を務め、優勝に貢献したＪ２モンテディオ山形ユースのＤＦ半田陸（１７）がトップチームとプロ契約を結び、１２日に通学する山形城北高で会見した。

　２１年目を迎えたクラブ史上初の高校生プロ契約。半田は「小さい頃から応援しているチームの一員となれてうれしい。山形のためにすべてをかけて戦う」と笑顔を見せた。同席した高山強化部長は「守備のポジションならどこでも出来る。攻撃でも良いプレーを見せる」と高評価している。

　昨年６月６日の天皇杯２回戦の岐阜戦で２種登録選手としてベンチ入りを果たしたが、出番は無かった。「１対１には自信がある。ゴール前の守備を伸ばして、早く試合に出たい」。世代別の日本代表で活躍する高校生Ｊリーガーが山形をＪ１昇格に導く。（大好　敦）

　◆半田　陸（はんだ・りく）２００２年１月１日、山形・上山市生まれ。１７歳。山形城北高２年。上山カメレオンＦＣからモンテディオ山形ジュニアユース村山、モンテディオ山形ユースに進む。背番号３１。１７６センチ、６３キロ。目標の選手はリバプールのイングランド代表ＤＦアレクサンダー・アーノルド。