【仙台】GKシュミット、今季初勝利へ「0で終わりたい」

スポーツ報知
味方に指示を送る仙台・シュミット(10日の神戸戦から。左は神戸・ビジャ)

 J1ベガルタ仙台は17日、アウェー・湘南戦(午後5時、BMWスタ)に臨む。チームは16日、非公開練習で最終調整した。日本代表GKシュミット・ダニエル(27)は無失点で今季初勝利に闘志を燃やしており、22日のコロンビア戦(日産ス)、26日のボリビア戦(ノエスタ)を控える森保ジャパンの正守護神奪取にアピールする。

 今季リーグ戦初勝利で日本代表の正守護神争いに勢いをつける。1―3で敗れた前節の神戸戦は好セーブを連発するも「改めてGKが無失点で抑える大事さを痛感した」と自身を責めた。1分け2敗で臨むアウェー・湘南戦。「0で終わりたい」。気合も十分。完封勝利を飾る準備を整えた。

 18日から日本代表の活動が始まる。シュミットとGK東口順昭(32)=G大阪=が引き続き選出、アジア杯で正GKだった権田修一(30)=ポルティモネンセ=にかわって柏のGK中村航輔(24)がロシアW杯以来の復帰を果たした。

 シュミットと中村は15年、熊本と福岡に期限付き移籍し、J2でしのぎを削った。中村は16年に柏に復帰し、W杯メンバー選出。17年に仙台に復帰したシュミットは「だいぶ差をつけられてしまった」と悔しがっていた。しかし、昨年9月に初めて代表に招集されてから国際Aマッチ2試合に出場し、代表に定着した。「(中村は)実績があるし、まだまだ自分の方が下です。いいところを盗んで学んでいきたい」と謙虚な姿勢を崩さない。

 コロンビア戦の先発を目指す。MFハメスロドリゲスらロシアW杯の主力が多く招集されている。「正直、コロンビア戦に出たいのは本音。そういう相手とやってこそ成長できると思う」。アジア杯の正守護神だった権田が不在のなか、アピールし続ける必要がある。まずは湘南戦で結果を示す。(小林 泰斗)

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