【札幌】武蔵、チャナ、具の3代表で鹿島討つ

スポーツ報知
ボールキープする札幌FW鈴木武蔵

 J1北海道コンサドーレ札幌が、クラブ創設初となる代表3人そろい踏みで18年ぶりに鹿島を討つ。17日のホーム・鹿島戦に先発するFW鈴木武蔵(25)、MFチャナティップ(25)、GK具聖潤(24)は試合後、それぞれ日本、タイ、韓国の代表に合流する。鈴木は16日、「攻撃の形が作れれば得点のチャンスはできる」と3戦連弾での3連勝を見据えた。

 鈴木は新潟時代の2014年に鹿島に勝った経験があるが、具とチャナティップは美酒を味わっていない。昨季まで1分け3敗の具は「鹿島という高い壁を超えないと、優勝やACLに届かない。1つになって戦いたい」と言い、1分け2敗のチャナティップは「まだ勝ってない相手。勝って気分良くタイに行きたい」と意気込んだ。

 指揮官の言葉を肝に銘じて戦う。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(61)は15日のミーティングの際、こう口にした。「全ての力は第一にクラブのために注ぐもの。代表はその次」。3人とも言葉の意味は理解している。鈴木は「代表前であろうがなかろうが、やることは同じ」と皆の思いを代弁した。約束事をピッチで表現することに集中し、難敵をたたく。(砂田 秀人)

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