【山形】バイアーノ弾で3連勝射止めるも、パフォーマンスで警告「確認してOKならもう一度」

スポーツ報知
PKを決め引き抜いたコーナーフラッグでパフォーマンスをする山形のジェフェルソン・バイアーノ

◆明治安田生命J2リーグ第4節 山形1―0大宮(17日・NDスタ)

 モンテディオ山形は大宮に1―0で勝ち3連勝。ホーム開幕戦ではJ1にいた15年の川崎戦以来、4年ぶりの白星で勝ち点を9に伸ばし、5位に浮上した。新加入FWジェフェルソンバイアーノ(23)が初先発し、前半20分に自ら得たPKを決め、2試合連続得点を記録した。大宮の反撃も守備陣が防ぎ、3試合連続で完封。好調ぶりを1万122人のサポーターに見せた。

 ホーム開幕戦で新助っ人が強さを発揮した。初先発のFWジェフェルソンバイアーノは前線で起点になるなどチャンスを演出。前半20分、DF坂井のロングボールに「絶対に前線に来る」と反応して攻め上がり、ペナルティエリア内で倒されPKを獲得した。

 自ら中央に蹴りこむと相手GKに当たりながらボールはゴールに吸い込まれた。10日の町田戦(3〇0)に続く2試合連続得点。喜びのあまり、コーナーフラッグを抜いて警告を受けたが「すごく良い雰囲気の中でプレーできた。(警告は)サポーターと喜びを分かち合いたかったので、確認してOKならもう一度やりたい」と苦笑い。その後もベンチに退く後半32分まで前線で攻め続け、大宮相手に10年以来となる勝利をもたらした。

 ホーム開幕戦では4年ぶりの白星。加えてチームは3試合連続完封勝利と勢いに乗る。助っ人の起用がずばりはまった形の木山隆之監督(47)は「バイアーノには電池が切れるまで走ってこいと送り出した。その通りやってくれたと思う」と満面の笑みだ。24日の次節はJ3から昇格して開幕4連勝の琉球をNDスタに迎える。試合後、サポーターの前で歓喜のダンスを披露したバイアーノは「相手がどこだろうとやるべきことをやって勝って、また喜びたい」と笑顔で誓った。(遠藤 洋之)

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