【磐田】終了間際の失点で勝ち点スルリ…敵地13戦未勝利

スポーツ報知
鳥栖に敗れ下を向く名波監督

◆明治安田生命J1リーグ第4節 鳥栖1―0磐田(17日・駅スタ)

 J1ジュビロ磐田は鳥栖にアウェーで0―1。同点の後半17分に相手が退場し、数的有利にたったが、後半ロスタイムに決勝弾を浴び、今季初白星はお預けとなった。

 結末は残酷だった。同点の後半ロスタイム、磐田は右サイドを突破され、最後は鳥栖FWクエンカに頭で先制弾を食らった。直後に試合終了の笛が鳴り、試合前に最下位だった相手に今季初白星を奪われた。13年以降負けなし(4勝2分)のお得意様に敗戦。敵地では昨季13節柏戦(2〇0)以来13戦勝ちなし。試合後は敵地に詰めかけたサポーターに頭を下げた。

 追い風が吹いていた。後半6分に相手エースのフェルナンドトーレスが負傷交代。同17分にはDF高橋祐が2枚目の警告で退場し、数的有利にもなり、MF荒木、同中村らを投入したが決定機を作れず。MF田口は「チームとしてどう攻めるのかあまりはっきりしなかった」。名波浩監督(46)も「退場者が出た後、鳥栖の方がハードワークしてきた。退場後に相手の嫌がることをし続けた結果が勝敗を分けた」と話した。

 枠内シュートは川又が左足で放った前半21分のみ。指揮官は「ボックス(ペナルティエリア)近くでアイデアがあったとしても、ラストの仕事で精度が落ちてしまう。2週間で立て直さないといけない」。一方で大久保は「まだ30パーセントしか力を出せていない。(でも)きっかけさえあれば間違いなく(得点は)来る」。次節鹿島戦(30日・ヤマハ)までの2週間。気持ちを切り替え、修正する。(山田 豊)

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