井手口は開幕戦ベンチ外…ビエルサ監督は戦力外示唆も藤田俊哉氏「ここで頑張ってほしい」

スポーツ報知

 イングランド2部相当のチャンピオンシップのリーズは5日、ストークとの開幕戦で3―1で勝利した。MF井手口陽介はベンチ外だった。

 ビエルサ監督は井手口について「価値ある選手」と言いつつも、各ポジションに2人ずつを配置する一軍レギュラー陣から漏れていることを明言。試合出場が約束できない状況で「ここに残ってほしいと言うのはフェアではない」と話した。同クラブの強化部でアジア部門を管轄する元日本代表MFの藤田俊哉氏は「せっかくのチャンス」と話し、リーズ残留を説得する意向を示した。

 ビエルサ監督「井手口はプレシーズンの6週間、本当に良くやった。ハードワークに徹していた。通常、私は1つのポジションにつき、2人の選手を保持する。ここで誠実に話をすると、井手口は私が必要とする2人の選手に入っていない。だから私が彼にここに残って欲しいと言うのはフェアではない。しかし彼がここに残ると言うのなら、これまでもそうしてきたように、私の全てをかけて彼の成長を助けたい。ただし、現在のところ、彼には言葉の壁がある。英語もスペイン語も分からない」

◆藤田俊哉氏「井手口にはここで頑張ってほしいと思っている。でももう少し強く生き抜かないと。海外で生き抜くメンタリティをもう少し養わないといけない。この半年間、スペインでやったけど結果を残せずここに帰ってきて。チャンスがあるのならここで勝ち抜かないと。生き抜けと、今日直接伝えたいと思っている。壁というより、時間がかかる。欧米の選手のように、(イングランドに来てすぐに)サッカーができる日本人はまれだから。やっぱり本人の気持ちがないと、自分がいくら押したとしてもだめ。でもこんなチャンスはない。素晴らしいスタジアムでトレーニングもいいし、いい監督も来た。ちょっと踏ん張ればすぐ手が届くところに(出場機会が)あるわけだから」

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