Ｃ・ロナウド一発退場！　ユベントスが波乱の１勝　欧州ＣＬ

　サッカーの欧州チャンピオンズリーグ（ＣＬ）は１９日、スペインなどで１次リーグＥ―Ｈ組の第１節が行われ、Ｈ組のユベントス（イタリア）はアウェーでバレンシア（スペイン）に２―０で勝った。新加入のポルトガル代表ＦＷのＣ・ロナウドが前半に一発退場するハプニングもあった。

　前半２９分、ゴール前に攻め込んだロナウドは相手ＤＦムリージョと小競り合いとなり、レッドカードを突きつけられた。欧州ＣＬで初の退場処分に、涙ながらにピッチを後にした。

　エースを失う想定外の展開にも、前半４５分に相手の軽率なファウルで得たＰＫをピャニッチが確実に決めて先制。後半６分、またもピャニッチがＰＫを入れてリードを２点にした。

　長い時間、数的不利を強いられたが、「難しい状況でも一体感を示せた」と言うボヌッチとキエリーニを中心に、相手の反撃をはね返した。終了間際にはＧＫシュチェンスニがＰＫをストップ。ブッフォンの背番号１を引き継いだ守護神は「２―１より２―０で勝ったことが重要」とアウェーでの完封勝利を喜んだ。

　名門ユベントスが地力の差をみせつけて快勝発進。アレグリ監督は「最高のスタートを切れた」とうなずいた。