武藤嘉紀、ニューカッスル移籍後初ゴール「本当に自分にとって自信になった」

スポーツ報知

◆イングランド・プレミアリーグ第8節 マンチェスターU3―2ニューカッスル(6日マンチェスター)

 【マンチェスター(英国)6日=森昌利】ニューカッスルのロシアW杯日本代表FW武藤嘉紀(26)は6日、敵地のマンチェスターU戦で初先発し、前半10分に今夏の移籍後初ゴールを決めた。後半33分までプレーしたが、チームは2―3で逆転負け。レスターのFW岡崎慎司(32)は1―2で敗れたエバートン戦で後半41分から出場した。

 プレミアリーグで待望の初ゴールは屈指のビッグクラブ、マンチェスターU(マンU)からだった。初先発でネットを揺らしたニューカッスルのFW武藤は「うれしい。FWはゴールを決めることに一番うれしさを感じるポジション」と声を弾ませた。

 チームが先制した直後の前半10分、右サイドからのクロスをゴール前で受けた。ゴールに背中を向けた体勢だったが、素早い動きで反転。相手のマークを外してシュートチャンスを作り「狙わないで、とにかく思い切り打とう」。左足で強烈なシュートを突き刺し、喜びを爆発させた。

 マンUには、過去にはMF香川真司が在籍し合計6得点をマーク。ただ日本人選手が敵地でマンUとのリーグ戦で得点を決めたのは、03年10月のMF稲本潤一(フラム)以来、15年ぶりだ。英メディアによると、マンUが本拠でのリーグ戦で開始10分までに2失点したのは史上初だという。初先発で結果を残し「このチャンスを逃したら次にいつチャンスが来るか分からなかった。本当に自分にとって自信になった」と胸を張った。

 試合は2点のリードを守れずに逆転負けし「チームとしては最悪」と喜びは半減したが、新天地で確かな一歩を踏み出した。「1点に満足せず、これを続けていくことが大事」とさらなる活躍を誓った。

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