本田圭佑２０日メルボルンＶデビュー戦へ「準備は整っている」

　オーストラリアＡリーグ、メルボルンＶ（ビクトリー）のＦＷ本田圭佑は１８日、同リーグでのデビュー戦となる２０日のメルボルンＣ（シティー）との今季開幕戦に向けて、現地で記者会見を行った。「いよいよ試合ができる。とても楽しみだ。いい練習を重ねてきたし、戦術面でも準備は整っている」と意気込みを語った。

　背番号は日本代表時代と同じく「４」に決まった。会見では地元記者の質問に英語で応じた。初戦で本拠地が同じチームと当たる日程については「ダービー戦の経験は豊富なので、この試合の重要さは知っている。開幕戦でというのはビジネス面の都合かな」と話すなど、ユーモアを交える余裕も見せた。

　本田はセリエＡのＡＣミランに所属していた２０１６年１月に、「ミラノダービー」で当時ＤＦ長友佑都が所属していたインテルと対戦。先制点をアシストするなどの活躍を見せ、３―０で２季ぶりとなる“ダービー勝利”に貢献した。地元紙の「コリエレ・デロ・スポルト」は翌日の紙面で「本田はダービーの男」と見出しをつけて、チーム最高の７・５点を付けＭＶＰに選出。イタリア紙に「ダービーの男」とまでたたえられた本田が、オーストラリアでも本領を発揮できるか。