【ロシアW杯頑張れニッポン】柔道・鈴木桂治全日本コーチ「死に物狂いで戦って」

2018年6月8日10時0分  スポーツ報知
  • 「形として結果を残すことが日本代表」と熱いエールを送った柔道男子金メダリストで全日本男子の鈴木桂治コーチ

 04年アテネ五輪柔道男子100キロ超級金メダルで全日本男子コーチの鈴木桂治(38)は、かつてサッカー少年だった。お家芸の柔道で世界と戦ってきた経験をもとに、日本代表としての心構えを説いた。(取材、構成・林 直史)

 小学生の頃から柔道とサッカーをやっていました。現役時代も友人と遊び程度でやったり、試合を見に行ったりと身近に感じていました。中学生の時に(出身の)茨城に鹿島アントラーズができて、ジーコ選手の人間性が好きだったし応援していましたね。柔道は左利きですが、足技で左右を同じように使えたのは、両足で蹴らなきゃいけないサッカーのおかげだと思います。

 日本代表の試合はよく見ます。戦術なども詳しくは分かりませんが、もっと自覚を持ってもいい。日本代表って、どうしても慣れるんですよ。柔道もそうですが、ずっといると代表合宿が当たり前になったりキツいと思ったり。僕も「また合宿だ」と思ってしまった時期もありました。

 日本代表に選ばれるのは当たり前じゃない。後ろには何万人のサポーターがいる。どれだけ応援してくれる人がいるかを理解していくことは、自分の力や後押しになるはずです。僕は五輪も世界選手権も、いろんな人が応援してくれてるんだと思って試合をしていたし、決して楽しもうとは思わなかった。呼ばれることがすごいんじゃなくて、形として結果を残すことが日本代表ですから。

 W杯を「楽しもう」「楽しみ」というのは逃げでしかないと思っている。本田選手や前回大会から出ている選手は特にプレッシャーが大きいと思いますが、もがいてもがいて、悲壮感を漂わせて、死に物狂いで戦ってほしいですね。(談)

 ◆鈴木 桂治(すずき・けいじ)1980年6月3日、茨城・石下町(現常総市)生まれ。38歳。国士舘大を経て平成管材入り。2004年アテネ五輪100キロ超級金。世界選手権は03年に無差別級で、05年に100キロ級で優勝。全日本選手権は4度制覇。12年7月に現役を引退し、国士舘大監督に就任。同11月から全日本男子コーチを務める。

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