ベルギー1部アンデルレヒトに派遣された横浜Mジュニアユース坪倉監督がルカクの原点明かす

2018年7月1日7時0分  スポーツ報知
  • 横浜Mジュニアユース監督の坪倉進弥氏

 日本と対戦するベルギー代表メンバー23人の中、FWルカクやMFヤヌザイら6人が同国1部のアンデルレヒトの下部組織で育った。17年1月から約1年間同クラブに育成スタッフとして派遣された横浜Mジュニアユース監督の坪倉進弥氏(42)が、ルカクについて明かした。(取材・構成 田中 雄己)

 日本協会とJリーグによる育成年代強化を目的とした活動の一環で、坪倉氏は17年1月から約1年間アンデルレヒトに派遣された。

 現地ではパスやファーストタッチなど技術を高める練習が中心で、全て試合以上のスピード。「技術にたけた選手を育てるという哲学があり、そのためには、どういった練習が必要か明確化されていた」(坪倉氏)。低年齢時に反復した技術は失われることはない。

 04年の欧州選手権本戦に出られず、国を挙げて育成改革に着手。その中心クラブがアンデルレヒトだった。06年に13歳のルカクが同クラブの下部組織に入団。指導コーチ全員が「体の成長に加え、頭の成長も早かった」と口をそろえた。当時既に身長180センチ以上で、フィジカルに頼ったプレーも可能だったが、ルカクは「この体で差を生み出せるのは、あと数年。ゴールを奪う技術を教えてほしい」と動き出しやゴールパターンを学んだ結果、16歳で昇格。1年目で史上最年少の得点王に輝いた。

 今大会第2戦、ベルギーはチュニジアを5―2で撃破。ルカクは幼少時に培った動き出しで2得点。坪倉氏は「素晴らしい」と同クラブ育成責任者に連絡すると、返ってきた言葉は「イッツ・ア・エデュケーション(教育の成果だよ)」。

 坪倉氏は「才能で済ませるのではなく、教育によって生まれた得点だと言い切る。これが今のベルギーの強み」。幼少時から培った確かな技術。「赤い悪魔」のエースは手ごわい。

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