日大アメフト悪質タックルは監督の指示か「最初のプレーで相手のQBにけがをさせる」

2018年5月15日6時0分  スポーツ報知
  • 日大の反則行為について会見し、正式な謝罪を求めた関学大アメフト部の鳥内秀晃監督(右)と小野宏ディレクター

 関東学生アメリカンフットボール連盟は14日、春季オープン戦で予定されていた日大の3試合を中止すると発表した。関西学院大との定期戦で日大の選手が悪質な反則行為をしたことを受け、20日の法政大戦、6月9日の東京大戦、同10日の立教大戦が行われないことになった。3大学から連名で日大との試合中止を求める文書が送られてきたという。

 3大学は、現段階で監督ら指導者を含めた正式な処分や再発防止策が示されず、日大と試合を行うことは難しいと判断。選手の父母、OB・OGからも「安全が担保されていない」などの懸念の声が上がっているほか、連盟についても事案発覚からの対応の遅れなどを指摘。危機管理についても問題があるとしている。

 悪質なタックルは6日に都内で行われた定期戦で発生。日大選手が、無防備な状態の関学大クオーターバック(QB)に背後からタックルするなど複数回の反則行為を繰り返した。QBは右膝軟骨損傷と腰の打撲で全治3週間との診断。その後、左足のしびれも訴えたため、西宮市内の病院で精密検査を受け「椎間関節のよじれによるもの」(関学大関係者)と診断された。

 関係者によると、日大の内田正人監督は試合前、コーチや選手が集まるミーティングで「最初のプレーで相手のQBにけがをさせる。何か言われたら『監督の指示』と言っていい」との趣旨で選手の名前を挙げ、指示をした。関学大は一連の日大の対応について抗議するとともに、16日までに経緯の説明などの回答を求めている。(久保 阿礼)

 ◆大地長官激怒 今回の問題でスポーツ庁の鈴木大地長官は14日の記者会見で「危険な行為で、普通ならレッドカードに値するプレーではないか。なぜああいうプレーが起きたのかを考える必要がある」と述べ、関東学生連盟に事実確認することを明らかにした。また、長官はこの日、夏場所2日目の両国国技館を訪れ、日本相撲協会の八角理事長(元横綱・北勝海)とも対面。「ミーティングしました。研修会の話とか」と、長官も参加した2日の「暴力問題の再発防止に伴う研修会」を踏まえた来訪だと説明した。

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