【ウィンブルドン】大坂、初センターコートも雰囲気に圧倒され63分完敗

スポーツ報知

◆テニス ウィンブルドン選手権第6日 ▽女子シングルス3回戦 ケルバー2(6―2、6―4)0大坂(日清食品)(7日、ロンドン・オールイングランド・クラブ)

 大坂は初めて足を踏み入れたセンターコートの雰囲気に圧倒された。テレビで見てきた夢の舞台でプレーできたのは63分だけ。「センターコートを、もっと楽しむべきだった。一番後悔している」と目がうるんだ。

 立ち上がりが全てだった。第1ゲームで第1サーブが3本続けて入らずブレイクを許した。第2ゲームはケルバーがラブゲームでキープ。守備が堅い元世界NO1に持ち味の攻撃力が封じられ、ラリーに食らいついても先にミスが出た。表情はどんどん暗くなり「最後は戦えなかった」とうつむいた。

 16強入りした1月の全豪に続けず、4大大会では7度目の3回戦敗退。聖地で学んだのは「全てがうまくいかない時でも勝つ方法を見つけること」。自分のミスが許せない完璧主義に変化も見えてきた。「勝つより負ける方が学べることは多い」ととらえ、得意なハードコートでの全米オープン(8月27日開幕)へ向かって成長を続ける。

 ◆9日のテニス放送 WOWOWライブ(19時25分~、25時~)で男女シングルス4回戦を生放送

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