【ウィンブルドン】錦織圭、日本男子23年ぶり8強 松岡修造氏「圭が目指すのはただ1つ、頂点のみだ!」
◆テニス ウィンブルドン選手権第7日 ▽男子シングルス4回戦 錦織圭3(4―6、7―6、7―6、6―1)1エルネスツ・ガルビス(9日、英ロンドン)
錦織圭(28)=日清食品=が初の8強進出を決めた。
日本男子では1995年の松岡修造以来で、4大大会全てで8強入りするのも伊達公子以来の快挙となった。
松岡修造氏が喜びのコメントを寄せた。
<松岡修造氏のコメント>
おめでとう、圭!
日本の錦織圭選手が、ウィンブルドンベスト8を決めました!
「ウィンブルドンベスト8」
この響きは僕の人生を変え、今も僕を支えてくれています。
ウィンブルドンベスト8は僕の第2の人生の夢へと繋げてくれた宝物で、その夢とは僕の記録を破る選手を育てる事でした。
その夢は錦織圭という選手によって叶えられていきました。
夢どころか、錦織圭選手は世界4位まで到達し、全米オープンでも準優勝。日本人としてはとんでもないことを成し遂げ、僕の夢、そして日本のテニス界に偉業を1つ1つ達成してくれました。
そんな錦織選手の夢の旅を、僕は勝手に一緒に歩ませてもらっていました。圭には感謝の思いしかない。
ただ、ひとつだけポツンと空いた夢がありました。満たされていない夢。
それが圭にとってのウィンブルドンベスト8。唯一、僕の記録を抜いていなかった記録です。
錦織選手には、これまで何度もウィンブルドンベスト8のことについて話を聞いてきました。「どうしても自信がない…自分のテニスができない…」
ウィンブルドンに対し苦手意識を持っていましたが、僕は圭にこう言い続けてきました。
「圭にとってウィンブルドンは最も向いているコートだと僕は思っている。最初のグランドスラムを制するのはウィンブルドンではないかと思うくらい。リズムが合えば誰にもできない芝でのテニスができる。その時が来るまで信じ続けてプレーしてほしい!圭ならできる!」と。
そのテニスがやっと圭のもとにやってきた!
芝をまさに自分の庭のように制した錦織選手。
しかし、まだウィンブルドンの夢は続いている。
さあ圭、今まで芝に苦しめられてきた分、おもいっきりウィンブルドンの芝で暴れてくれ。
圭が目指すのはただ1つ、頂点のみだ!
ウィンブルドンでDreams Come True!