大地長官、効率的な練習を「脱ブラック部活」へ聖光ラグビー部視察

スポーツ報知
練習最初の映像ミーティングを視察した鈴木長官(右端)

 スポーツ庁の鈴木大地長官(51)が12日、静岡市・聖光学院高ラグビー部の練習の視察に訪れた。同庁は今年3月、練習時間や休養など運動部活動の在り方に関する総合的なガイドラインを策定。短時間の効率的な練習で花園に4回出場した同部が、部活動改革の先進事例校として選ばれた。

 ラグビー部前監督の星野明宏副校長(45)が長官に1日60分間の練習法や活動方針を説明。意見交換では22、23日に同校で開催される「脱ブラック部活」研究サミットを企画した風間悠平(3年)が内容を紹介した。その後部活動を見学した鈴木長官は「実際に見て他競技でも工夫すれば濃密な練習ができると思った。特に最初の映像説明は(練習への)理解が深まる」と興味を示していた。

 グラウンドで選手とも懇談し、部員全員で記念撮影を行った。練習について質問された高成田光主将(3年)は「短い時間でも集中すれば効果があります」と元気に答えた。鈴木長官は14日に、学校と連携した統合型地域スポーツクラブの愛知・ソシオ成岩SCを視察する予定だ。

スポーツ

×