【ウィンブルドン】上地結衣、生涯グランドスラムへ初戦はストレート勝ち

スポーツ報知

◆テニス ウィンブルドン選手権第10日 ▽車いすの部女子シングルス1回戦 上地結衣2(6―4、6―4)0マリヨレン・バウス(12日、英ロンドン)

 生涯グランドスラムかかる上地結衣(24)=エイベックス=は、マリヨレン・バウス(オランダ)にストレート勝ちした。芝での大会は1年でウィンブルドンのみ。「慣れるものではないですね。毎年戦い方に悩む」のも無理はない。普段はスピンを主体に戦うが、芝では叩かれてしまうためスライスを徹底的に練習して臨んでいる。球種が違えば車いすの向きも打点の位置も違う。「両方(の球種が)いいという試合はすごく少ない」という使い分けをしながら試合を展開。スライスを増やして相手のタイミングをずらし、球威が落ちる返球を狙っていった。

 16年は1回戦、17年は準決勝敗退。聖地と言われるウィンブルドンに特別な思い入れを抱くというよりは「シングルスでタイトルと取っていない。やりきって戦えたらいいかな」という気持ちでいる。準決勝はアニク・ファンクート(オランダ)と対戦する。

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