上野由岐子、ソフトボールが東京五輪339種目先陣「日本に勢い付ける試合を」

スポーツ報知
東京五輪で野球、ソフトボールの試合が行われる福島県営あづま球場

 東京五輪で史上最多33競技、339種目の先陣を切ることになったソフトボールは、エースの上野由岐子(35)=ビックカメラ高崎=が日本選手団に流れを呼び込む活躍を誓った。7月24日の開会式に先立ち、開幕戦が7月22日に福島県営あづま球場で行われることが決定。日本協会を通じ、「全競技のスタートということで、日本選手団に勢いがつけられるような試合をしたい」と、決意のコメントを発表した。

 ソフトボールは上野の力投で金メダルを獲得した08年北京大会以来の五輪復帰で、東京五輪でも金メダルが期待される有望種目だ。6月に五輪会場などで行われた日米対抗戦でも、最大のライバルの米国から大会初の3戦全勝。最初の試合で期待通りに勝利を収めれば、メダルラッシュの機運は一気に高まりそうだ。

 聖火リレーに続き、東日本大震災で被災した福島県を出発点とすることで、「復興五輪」の大会理念もより強調された。日本代表の宇津木麗華監督(55)もコメントを発表。「東京五輪で先陣を切って試合ができることを大変うれしく思う」と歓迎しつつ、「福島県の復興の力になれるよう、私たちらしい全力プレーを見てもらえるように準備していく」と、気を引き締めた。

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