バスケ比江島慎が豪州ブリスベンへ移籍「私生活、やっていけるのか…」食事と英語は不安

スポーツ報知
オーストラリアのブリスベン・ブレッツへの移籍会見を開いた比江島

 バスケットボール男子日本代表でBリーグの2017―18シーズンMVPの比江島慎(27)=栃木=が3日、都内でNBLオーストラリアのブリスベン・ブレッツへの移籍会見を開いた。契約は1年。レギュラーシーズンは10月から2月で、6日にチームに合流する。

 11日に28歳になる日本のエースは会見で「2年後には東京五輪もあるし、この年がラストチャンス。世界で自信を得るためにも、海外に行くのはこのタイミングしかないと思っていた」と、今回の挑戦にかける思いを口にした。

 以前から海外移籍をサポートしてくれるチームを探しており、7月19日に三河から栃木に移籍したばかりだった。栃木のユニフォームを着てプレーする前に、豪リーグ移籍という“異例”な形となった。「もしオーストラリアで活躍できれば、日本の評価が上がるし、世界のリーグにどんどんBリーグの選手が行けるようになる」。Bリーグから海外のリーグへの移籍は初めて。MVPとして海を渡る比江島への役割は大きい。

 コートの外には、不安もある。「私生活、やっていけるのか…。料理できないし、英語できないし(笑い)。でもそういうのも、人として成長できるかなって思う」。すべてを前向きにとらえたものの、慣れない生活環境のなかでホームシックに陥ることも予想される。「もし、オーストラリアまで生で見に来てくれる方がいればうれしい。寂しい思いをしていると思う。僕のプレーにいい影響が出ると思うので、ぜひ足を運んで欲しいです」。日本のファンの来場を願っていた。

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